第1回 投球障害の予防と治療
医療現場での投球障害に対する治療と、投球障害予防について
計7回に亘ってお話したいと思います。
一口に投球障害と言っても、投球時のみ痛みがでるものもあれば日常生活に影響を及ぼすものまで様々な症状があります。
症状が出た時に一番悪いパターンは「安静にすれば治るだろう!?」という安易な考えで痛みが引けばまた投げるという悪循環を繰り返すことです。そして限界に達してから病院に訪れるという選手が多数います。
病院に来るまでに時間がかかったお子さんの中には、コーチに「放っておけば治る」とか「根性で投げろ」という例もありました。これでは指導ではなく死導になってしまいます。コーチは選手が怪我をする前に信頼できる病院を調べ、選手が痛みを感じた時点ですぐ受信させるように心がける必要があります。それが怪我を重篤化させない事につながります。少しでも痛みを感じたら肩や肘のスポーツ障害を専門的に診ている病院を受診することをおすすめします。MRI等の最近の医療機械と診察、投球フォームのチェック等で単なる疲労なのかあるいは損傷してる部位があるのかを診断することは可能です。
ここからが治療の始まりです。治療については次回からお話していきましょう。
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